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2018年6月

2018年6月 3日 (日)

ことばの力

先日来、帯状疱疹で苦しんでいる。もう発症以来1週間が経ったので水疱はほとんどが割れ、黒いかさぶたに変化しつつあるのだが、まだまだ赤い凸凹が、ちょうど、溶岩流が流れでたように体を覆っている。針で刺したように感じる痛みが上腕部や脇腹から頻繁に出る。
軟膏を塗るのは自分では不可能だから息子やそのお連れに頼る他ない。
朝夕、息子は寝室にやってきて、背中はだいぶよくなったね、黒く乾いているよ、脇腹にまだ大きな水疱があるけどこれも出ちゃうんじゃないかな、などと言いなが軟膏を塗ってくれる。
そんなことばを聞いていると何故か安心感がからだに湧く。
ことばは力なのだ。相手を動かし、支える力なのである。
イエスのことばもそうであった。
もう一つことばの力に感動した出来事を紹介したい。
朝日新聞に鷲田清一氏が書いているコラム「折々のことば」(6月2日)に福島県南相馬市の住人のことばとしてこうあった。
歳とってこだ情げねえ目に遭うどは思わねがった
このことばを聞いただけで年格好も分かるし、姿さえ見える気がする。また、今までの生活振りや、今の心情がダイレクトに迫ってくる。
からだを突いて出てくることばの力と重さを私は感じ取った。
 

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