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2016年10月10日 (月)

10月9日 日曜日

9時半にはいつものように牧師先生の車が玄関前に停まって、私は痛む肩をかばいながら先生にベルトを引っ張ってもらってそれに乗り込んだ。
礼拝を守り、その後牧師招聘委員会に出席し、また先生に送っていただき留守になっていた家に帰った。息子夫婦は子どものサッカーの応援で仙台に行ってしまったからだ。用意してあったおにぎりを食べ、その後競馬を少しやっているうちに夕方が近づいて来た。
そうして時間が流れる中私のこころの中には浮き沈みするなにかがあった。枯葉のようでもあり、ちぎれ雲のようにも感じられる。
そうこうしていると娘が越谷からやって来た。今夜の留守番をし、私の食事の世話をするためである。
夕食の時、カレンダーを見ながら、今日は9日だよね。今朝からなんだかわからないが忘れ物がある気がするんだよね、と会話の中につぶやいてみた。
「結婚記念日ではないの」、娘はすかさずそう言った。
ああ、そうであった。私は忘れていたのだ。
その日も日曜日の10月9日だった。学校の運動会の日、私は教会で結婚式を挙げたのだった。
12日には訪問歯科の治療がある、14日は耳鼻科に行く、20日は教会の地区集会が我が家で開かれる、そうしたことが心を占領し、私は青春の日の想い出を過去のものとして忘れ去ろうとしている。
砂を噛むような思いがゆっくりと私の中を通り過ぎた。

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