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2016年8月12日 (金)

幼いいのち

居間には嬰児が眠っている。まだ誕生2ヶ月の小さないのちである。今朝方、次男と共にやって来たのだ。

中学生のころ、この子は今は私の居所となってしまった私の田舎に帰省すると必ず30㌔ほど離れたダム湖に釣りに行った。田舎道を山が迫る湖まで私の運転する車で上ったのである。

今日は日航ジャンボ機墜落事故のあった日。新聞には31回めの記念日と載っていた。
丁度その日、私たちは帰省していた。そして、釣りに行っていたのだった。
私は次男を湖に置いて帰りの道を下っていた。なぜか、反対車線の上りには車がひっきりなしにやってきていた。自衛隊のホロ付きの車両にも出会った。
それが墜落現場に向かう車であることが分かるまでには数時間かかったと記憶する。
そうなのだ。この湖の先、奥深い山に飛行機は墜ちたのだった。
ニュースでは失われたいのちを慕って今年も山を登る人たちの様子を伝えていた。

この想出を秘めて、私は次男の連れ合いが差し出す嬰児を胸に抱かせてもらった。その小さな体は尊くも重さを十分に持っていた。

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