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2016年5月12日 (木)

イカナゴ

書斎の窓から爽やかな風が入ってくる。玄関先のもみじの葉がさ緑に変わって鮮やかだ。

こんな環境が用意されているのに、毎朝食事前の体のなんと辛いことか。5時頃には目覚めるのだが、まだ早すぎるから布団の中でうとうとし、いざ、6時頃から起きる準備を始めると体が鉛のように重いのである。5月になって寒暖の差が激しくなり、時には湿度の高い日があるようになってこの症状はいっそうきつくなったようである。
ここ2ヶ月ほど梅酒を毎晩たしなむようになったせいであろうか、甘いモノを摂り過ぎて糖尿病にでも罹っているのだろうか、いや大腸にガンが巣食っているのかもしれない。そんなことを思ったりしては、挙句の果てに、毎年この季節はこうだったと自分に言い聞かせて病院にも行かずに済ませている。
それというもの今の時間になるとこうしてパソコンの前に来て作業ができるからでもある。
さて、今朝ヤクルトを受け取った後、ヤクルトレディが置いていこうとしたチラシに惹かれて「くるみイカナゴ」を買ってしまった。
イカナゴなど今まで無縁であったが、今年はこれで3度めのイカナゴとの出会いである。
イカナゴは季語にもなっている小魚である。春に瀬戸内海で捕れる季節の魚らしい。
最初知ったのは、かつて相生教会の牧師をしていたK氏の奥さんから弁当箱ほどの器にいっぱいのイカナゴのくぎ煮をいただいた時だった。K氏が召されその後私が氏の後を次いでキリスト教障害者団体の全国協議会の責任者になったのだが、奥さんはまだ私を覚えていてくださり、こんな手紙を添えてイカナゴを送ってくださったのだ。
「播磨灘のイカナゴ漁が解禁になり今年も街にイカナゴの釘煮の匂いと沈丁花の香が交互に漂ってくる季節になりました。私も負けずに下手くそですが毎年炊きます。買い出しに結構時間がかかり、炊く前にくたびれてしまいますので今年で最後になるかもしれないと思いまして始めて貴方様にお送りいたします。どうぞ召し上がってください。」
初めていただくイカナゴは歯ごたえがあり、なにかの木の実を入れて炊いたのであろう、食後に口に残る香は新鮮であった。私は少しを牧師と教会の老夫婦に分けたが、ほとんどを昼の食事ごとに一人で味わったのだった。
その後、先述の協議会の役員会が我が家であった折、姫路市からおいでくださったH牧師がお土産にと持参されたのが、また、イカナゴであった。これは市販されているもので先の奥さんのものよりずっと甘く、冷蔵庫にしまうときにはべたべたと指に付いてしまう始末であった。
そして、今朝三度目のイカナゴ煮との出会いとなったという次第である。くるみがいっぱいでイカナゴが貧弱、そんな感想の品である。

こうしてみるとやはりイカナゴの立派さ、甘さを控えた味、そこに加えられた隠し味の元などからK氏の奥様お手製イカナゴ煮が一番と言えそうである。

イカナゴのユーパック来て瀬戸の風

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