« よめな | トップページ | カワウソ(獺)のように »

2014年10月28日 (火)

馬を愛する

今、JRA60周年記念特別展示 「英国ジョッキークラブ秘蔵 競馬絵画展」なるものがJRA競馬博物館で行われているとテレビが伝えていた。紹介された作品はどれも馬の美しさを見事に表現していた。後でゆっくりとその美を堪能しようと録画ボタンを押したのだが、どうゆう訳か残っていないのが残念でならない。

この絵画展に展示されているものは英国産業革命時代とその前のものであるらしい。まだ写真がなかった時代、王や貴族は絵師に愛する馬の姿を描かせて眺めていたのだろう。そこに描かれた馬もまた優秀な馬だったようだ。競馬そのものが貴族階級の社交場だったのかもしれない。

この番組を見ながら私は昨年帰天した友人M氏を思い出していた。彼は競馬が彼の生きる支えでもあるかのごとく晩年を生きた人だ。このブログに私は去年の7月ごろ何度か彼のことを記したが、彼は馬を一頭一頭ちょうどイギリスの貴族が愛するように覚えていた。

先日の日曜日は一年の競馬上でも最も大事な菊花賞が行われた。普段は民放でしか扱われない競馬がNHKで一時間番組として組まれるほどの重賞である。私も何年か競馬を楽しんでいるのでこれに賭けたのだが運良く2番、4番の馬が一二着に来てくれ、おまけに10番が3着になり、4,600円ほどゲットすることが出来たのだった。

私の競馬はこの程度である。馬を番号で呼んで、その名前さえ覚えていないのだ。以前、土曜日の夜翌日の競馬で的中を出すべく、M氏と検討会をしていた時、彼が「番号で呼ぶなんて馬が可哀想だよ。囚人みたいじゃないか。」と言ったのを思い出す。

彼は自分の好きな馬はたとえその力が落ちても、暫くの間は少しの金額を懸けて買い続けてもいたのだった。

全てが一瞬の触れ合いで終わる現在、目の前に生きる一人、一頭に向き合って、それを愛し、関わり続けることの尊さを昨日は改めて思わされたのであった。

|

« よめな | トップページ | カワウソ(獺)のように »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/136400/60557387

この記事へのトラックバック一覧です: 馬を愛する:

« よめな | トップページ | カワウソ(獺)のように »