« よくありたい | トップページ | 祈り  »

2014年2月 7日 (金)

踏切の恐怖

都内の踏切で70代の女性が電車にはねられて亡くなった。幅が30メートルあり、5本の線路が並ぶ踏切だったという。
迫ってくる電車に気づきながら懸命に脱出しようとしたであろう、そのときの恐怖を考えると身の毛がよだつようだ。

まだ松葉杖であるいていた頃、赤羽駅の近くのどこかの踏切を渡ったことがあった。そこも踏切内には沢山の線路が並んでいた。遠くからやって来る電車がどの線路を通るのかは見当がつかない。それができれば万が一電車が来ても安全なところで待てばいい。当時はさほど本数も多くなかったから不可能ではなかった。
私は踏切番のおじさんに次の電車は何分後に踏切にやって来るかを聞いた。杖を付いて歩く早さと踏切の紐が降りてくる時間を比較するためだった。
そうだ。昔は踏切には薄汚れた小屋があって、煤で汚れた制服を着、帽子の紐を顎にかけた警手がいたものだ。
そのおじさんの返事を待って、ある種の安心感を持って、とは言え、やはり緊張しながら踏切を渡っていた自分を思い出す。
今度のようなニュースに接すると、人間社会に人間の姿が消えていっていることをつくずく感じる。

|

« よくありたい | トップページ | 祈り  »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/136400/59085833

この記事へのトラックバック一覧です: 踏切の恐怖:

« よくありたい | トップページ | 祈り  »