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2013年1月14日 (月)

よい句に出会う

今朝の朝日杯壇、金子兜太選の句の中にこんな句があった。
難聴も神の恵みや初日の出
鬱の子の蒲団薄くはないだろか
作句の技術より詠われているこころに打たれる句である。
難聴で日々不自由を感じているかもしれない作者がその難聴故に味わう喜び。人との交わりの中でそれを与えられているのだろう。そして、それは神様からの恵みであるという。今の自分をしっかり肯定できるからこそ初日の出にしっかり向き合うことができたのだろう。
もう一句の作者は親御さんだろう。家で一緒に暮らす子か、あるいは他所に出ている子か、それは分からない。鬱故に自ら訴えることが苦手なのかもしれない。その子の蒲団がこの寒さの中で薄くはないだろうかと心配している。親の優しさがにじみ出ている。
金子さんもいい句を選んだものだ。

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