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2012年12月 1日 (土)

Kさんのこと

先日の葬儀の時のこと。小さな葬儀場で係の人も少なかった。そのため、手製の式次第を渡すのも教会員のKさんがやっていた。
式が無事終わって三々五々列席者が帰って行き、隅にあるテーブルでは仲間が数人がコーヒーを飲んでいた。
ふと玄関脇を見るとKさんがなにやらしている。
Kさんは小柄で、薄くなった髪をしっかりと梳かし、端正なスーツ姿である。教会でもその身なりと同じ姿勢で目立たないが誠実に奉仕の役に当っている。もう85歳なので献金の祈りは免除して欲しいと言われて今はやっていないのだが、以前その奉仕に当たっている時には、読んでいるわけではないのにいつもしっかりした同じ内容の祈りを捧げていたのだった。
玄関の話に戻ると、その時Kさんは式次第の印刷された紙を、それは配布しやすいように三枚セットになっていたのだが、そのセットを外して、同じ印刷面ごとに一枚一枚重ねていたのだった。もう使うことのない紙だから一緒くたにまとめて持ち帰ってもいいのにKさんは丹念に一人でその役をやっていたのだ。
コーヒーを飲み終わった人たちと一緒に帰っていくKさんを見て、こんな方に支えられることが日々多くあるのだろうなと思わずにはいられなかった。

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