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2012年9月11日 (火)

出生前診断のこと

先日、日本でも血液によって簡単に出生前診断ができるようになり、限られた医療機関ではあるがこれを行う旨の新聞記事が出た。
以前書いたように人の命を人が選り分けることは慎重にも慎重を重ねるべきことだと思うし、もしこれを認めれば自らの存在の確かさも失いかねないとの認識を持っているのだが、そのことを新聞に投書してみる決断はつきかねていた。
最近私の原稿の採用率は0に近いからだ。また、きっと出生前診断に疑問を投げかける人、いや障害を持つ人の存在を体験から積極的に肯定する人の声が載るに違いないとの安心感もあったからである。
そして今日。朝日新聞の声欄には下の方ではあるが二人の方の期待した発言がしっかりと紹介されていた。そのうちのお一人、ダウン症の娘さんをお持ちの方は「この世に生まれるということは本人にも選べない神様の領域なのだと知らされました」とおっしゃっていた。
学会やマスコミが出生前診断への批判や疑問を呈することの少ない今、もっともっと当事者の声が大きくなることを期待したい。

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