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2012年8月17日 (金)

妻の人柄

連日この暑さの中、無為に過ごしている。「無為」という言葉を使うことこそ自分らしいとも思うのだがどうしようもない。
一日を生きる、何をするでもなく無事に時間の中にいること、そのことを感謝すればいいのかも知れないが素直にそうできないのが私である。
書斎の棚を見回しても取り出して読みたい本もない。結局手にしたのは江國滋著「癌め」であった。俳人、エッセイストの江國さんが2月に癌を宣告され、8月に亡くなるまで癌に向きあって作った俳句が収めてある。
読んでいくうちに妻のことがよみがえってきた。江國さんはこんなに恐れ、不安、怒り、喜びを声にしているのに、妻はほとんど感情を表にすることはなかったなあ、と気づくのだった。日記を見ても、見舞い客の名前や、見舞金の額は書かれているだけだ。
いかなる場面でも直面する事実に強く立ち向かっていった妻、そんな人だったのかも知れない

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