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2012年5月29日 (火)

キップをなくして その後

だいぶ読み進んだ。こころが清々しくなる本である。子どもの世界は元はこんなところなのだろうという気がしてくる。
キップをなくして駅の外に出られなくなってしまった子どもたちが東京駅の中で一つの世界を造って温かな交わりをし、また今まで彼らを縛っていたものから解かれて日々を楽しく過ごす姿がなんとも言えないファンタジー性を持っているのである。
その子どもの中に鉄道事故で亡くなっている子も含まれている。まだ天国に行きたくないので他の子どもたちと一緒にいるのである。
昨日まで読み進んだところはこの子が他の子供達が夏休みをきっかけにそれぞれの家庭に帰るのを機に天国に行こうと決心をしたところだ。
池澤夏樹という作家がキリスト者かどうかは知らないがここでは人のいのちや死が大きな神様のご支配の下に、祝福の中にあるように描かれていて、それはそよ風のようでもある。
池澤夏樹は純真なこころの持ち主なのだろう。

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