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2012年3月19日 (月)

洗ったパンツ

寒さが続いたこの冬、ほとんど外出することなく終わってしまった。そんな生活の中、シャツもパンツもだいぶくたびれてきたのだが、外から見えるわけでもなく、そのまま使い続けていた。
その矢先、先日姉がひょっこり訪ねてくれた。私は姉ぐらいしか頼めないパンツの購入を遠慮もせず言い出したのだった。それはパンツなら何でもいいという訳ではないからである。
姉には病気で動きのままならない夫がいる。下着の着脱がいかに大変か主人の世話でわかっている。この姉にならパンツが大きい物がいいこと、柔らかで伸び縮みするものがいいことを話せるのである。
するとその二日後、姉は早速80歳になった歳でも夫の通院のため手放せない車に乗ってやってきた。
出されたパンツは洗濯済みのものであった。普通ならお店の包みをそのまま差し出すであろうに、弟が履きやすいだろうと一度洗濯をして体に馴染みやすくしてくれたのである。
小学一、二年生の空襲に遭いながら自転車の荷台に乗せて学校に連れて行ってくれたあの時の世話心がこうして姉の体には今でも枯れずに流れている。

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