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2011年11月15日 (火)

聖書と障害論

あなたたちは寄留者を愛しなさい。あなたたちもエジプトの国で寄留者であった。
 
この聖句は旧約聖書申命記10章19節にあるもの。神が人々に向って、あなたたちは寄留者を愛しなさい、とおっしゃってるその根拠はあなたたちも過去においてエジプトの地で寄留者だったではないか、その苦しみはよくわかっているだろう、というところにある。
過去において苦しみの中に置かれ、それを解かれた人々は現在苦しみを負っている人(寄留者)を愛しなさいという神の言葉を体をもって理解するであろう。
 
ここでふと思うのは障害を持った人たちと持たない人の関係である。しばしば言われることは「いつ障害を持つ身になるかも知れない」から障害者問題は自分と関わりのないことではないのだ、という論である。この論法の中には少し大げさに言えば強者の論理が含まれている。聖書の説得のように、弱さを身をもって知った者の愛に基づく連帯感こそが弱い人を生かすことになるに違いない。

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