« 浮腫の軽減 | トップページ | 樽木野という蕎麦屋さん »

2011年9月 2日 (金)

60年台の付き合い

雨の中、まず高校のある地元の町に住むS君が来た。約束は11時だったが、10時過ぎにやってきた。それでも渋滞でいつもなら30分あれば十分なのに1時間20分かかったという。
定年後は畑を友として、一日中野菜の面倒をみている彼だが、昨日は雨で心置きなく外出ができたというわけである。
礼儀を重んずる彼は私ともう一人やってくる友Tのためにケーキを携えていた。
ひとしきりお互いの生活状況を話し合っているとTから携帯に電話がかかってきた。高速道路が豪雨のために通行止めで、到着には時間がかかりそうだという。それを聞いたSは、俺は先に失礼するわ、田んぼの水を見なければならないからね、と帰り支度を始めた。なにかやることがあったら言ってね、と彼が言うので、僕ほど他人の世話を受ける幸せ者はいないかもしれないね、と返事を返す。
 
Tが到着したのは11時30分。まず、血液検査のデータを見せる。彼は他の検査結果や医師の所見を聞いた後で、全身的な病気は大丈夫のようだね、といつもの早口で言った。そして、浮腫の件はしばらく利尿剤を続けてみたらいい、それに合わせてせいぜい運動をすることだね、と付け加えた。運動は心臓の働きを活性化させるから静脈から血液が還ってくるのにいいのだという。
リハビリ上の留意点、知識人ほどリハビリの継続が難しいこと、短期間の効果を期待しないで我慢強くやること、を自分の経験から語った後で、君にはこれが大事だよ、と念を押す彼だった。
大学教授を退いたTだがまだ仙台の学校には週に2回出掛け、後は家で授業準備、ウオーキングの毎日だとのことだった。
 
Tも慌ただしく帰って行ったが、一人になって、いったい私たちは高校卒業後何年経っているのだろうと計算すると、それは56年であった。

|

« 浮腫の軽減 | トップページ | 樽木野という蕎麦屋さん »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 浮腫の軽減 | トップページ | 樽木野という蕎麦屋さん »