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2011年7月12日 (火)

ある本のすすめ

「もう、ひとりにさせないーわが父の家にはすみか多しー」(奥田知志著 いのちのことば社)を読んでいる。まだ初めの20ページほどしか進んでいないのだがともかく心に突き刺さる言葉の多いよい本である。
実は先日岡山であった集会に主題講演の講師をお願いしたのがこの本の著者奥田さんである。肩書きは日本バプテスト連盟東八幡キリスト教会牧師なのだが、それにかぶさって特定非営利活動法人北九州ホームレス支援機構理事長、ホームレス支援全国ネットワーク代表などをしている方である。
奥田さんは人に寄り添うことを最も大事に考えている。そしてそれを行おうと努めている。
ホームレスの老人が中学生に襲われたとき、老人と一緒に中学校を訪ねた。その帰り路、寝込みを襲われた老人が、夜中に老人を襲う中学生も自分のいる場所がないのだろう、と語ったという。「親はいても誰からも心配されていないのではないか。帰るところのない奴の気持ち、誰からも心配されない奴の気持ち、俺にはわかるけどな・・・」と。
そして奥田さんがこう言う。「被害者と加害者の両者は、全くちがう存在のように私には映っていた。しかし、このおやじさんの一言は、この両者が『ホームレス』という同じ十字架を背負っていることを明確にしていたのだ。」
もうあまり多くを引用するのを止めよう。苦しむ人、苦しみを抱える人、そんな人を助けたいと考えている人にはぜひ読んでいただきたい本である。きっと新しい世界が広がるだろう。

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