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2011年6月 7日 (火)

望郷の思い

今月は句会が10日。体調不全も重なって未だ句が整っていない。そこでずるを決め込んで昔の句を出そうと、古きファイルを紐解いた。
30有余年前の職場での句会。勤務が終わって一息ついた後、給食室の方や事務職員も交じっての句会が図書室で開かれていたのだった。
梅雨の季節、第5回句会の兼題は梅雨と紫陽花である。先日他界したYTさんの作品も見える。
 ワイパーが物憂げに拂う梅雨の街
これに対して、俳人の花田氏が「このアングル秀逸。うまく掴まえている。梅雨の中ではピカ一。」と評し、ワイパーが物憂く拂う梅雨の街、と推敲している。
最近は体の不調を訴えていると聞くKWさんが
 さっぱりと髪洗いたる紫陽花や
と詠むと
花田氏は◎を付け、紫陽花やさっぱりと髪洗いたり と添削し、雨の紫陽花の重さとの対比で面白い、と感想を寄せてくださった。
 
この句会がいつまで続いたのか確かなことは分からないが、ファイルの中には第60回・1997年の資料が残っていた。
時には生徒の句も投句されて夜の一時を共に過ごした懐かしい句会であった。
ゆっくりと時間をかけて句集を編みたい思いさえする。それは望郷の思いとでもいうものであろう。

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