« なにか言いたくて | トップページ | 時の流れに身をまかせ »

2011年5月26日 (木)

隣の孫

昼間、玄関が開いた。今時誰が帰宅したのだろう、といぶかっていると毛糸の帽子をかぶった隣の坊やだった。
「じいちゃん、また入院することになったから行くね」、そう言って痩せた体をこちらに向けている。
何カ月が前、お母さんが「Ryouが脳腫瘍だって」と泣きながら息子の連れ合いにすがりついていた、その坊やである。
時々治療の間に帰宅を許されて帰ってくるのだが、今回はいつから居たのだろう。
我が家の孫たちと小さいうちから一緒に育ってきたので私にとっても孫のように可愛い子である。帰宅する度に「じいちゃん」と言ってふらっと書斎に顔を見せに来てくれるので私も可愛くてしかたない。
もうそろそろ同級生たちは進学先を考えるとき、治療を続けるのは本人も親も不安があろうが、きっとよい方向に神様は導いてくださると私は自分の体験を思い出しながら思っている。
「また、顔見せてね。待ってるからね」と言うと、「うん」と頷いて彼は出て行った。

|

« なにか言いたくて | トップページ | 時の流れに身をまかせ »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« なにか言いたくて | トップページ | 時の流れに身をまかせ »