« 忙しさの恩恵 | トップページ | 買い物 »

2010年5月12日 (水)

荷を背負うとき

Y牧師は旅好きである。今も世界を飛び回っている。昨年暮れに出かけたのだが今頃どこで人々との交わりを楽しんでいることだろう。
そのYさんが引退して間もなく、乳癌になった。そして手術を受けて戻ってきた。もう好きな旅もできないだろうと周囲の者は同情した。
ところがなんとYさんはまた登山や旅行を始めたのだった。手術で弱くなった肩に荷を負うのは大変でしょうと言うと「そんなことはないよ。いつも荷物を背負っているわけではないでしょ。電車に乗っている時は荷物棚に載せているし、バスだって足元に置いとくわ」と平気な顔で応じる。
この言葉は大きな意味を持っている。私など心配事があると寝ても覚めてもそれに囚われているのだが、それは不要であることを教えてくれる。心配事が起こった時にそれを引き受ければいいので、他の時は網棚や床におろして忘れていればいいのである。
夕べ、寝床の中で思い煩っているとき、Y牧師のことをふと思い出したのだった。

|

« 忙しさの恩恵 | トップページ | 買い物 »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 忙しさの恩恵 | トップページ | 買い物 »