« 春の朝 | トップページ | 浮腫が軽くなった! »

2010年4月14日 (水)

賢治の心

宮沢賢治の作品はなかなかわかりにくいところを持つのだが、そのこころには人を癒すものを持っている。
「小岩井農場」の中で「報告」という詩に出会った。
 
さっき火事だとさわぎましたのは虹でございました
もう一時間もつづいてりんと張って居ります
 
自然に生かされる人間はもっと落ち着いて時間を過ごしていい。
  
私の好きな詩は「岩手山」である。
 
そらの散乱反射のなかに
古ぼけて黒くゑぐるもの
ひしめく微塵の深みの底に
きたなく白く澱むもの
 
光が空に乱反射する、その底で岩手山がひとり黙して自己を保持している。
私の見た岩手山は無口な父親のようで、体を横たえ、静かであった。

|

« 春の朝 | トップページ | 浮腫が軽くなった! »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 春の朝 | トップページ | 浮腫が軽くなった! »