« 恵みの神様 礼拝の祈り | トップページ | 信仰の友を訪ねて »

2010年2月15日 (月)

鬼が笑う・・・

「鬼が笑う月が泣く」は親が傍にいるときのような安堵感を与えてくれる本である。一日の終わり、コタツにくつろぎながら気が向くと数頁を読むのだが、その度に詩に、短歌に、また俳句に己と同じ感情を見出し、親の懐にいる思いになっている。
いや、作品の力にもまして編著者である花田春兆氏の絶妙な解説がそうさせるのかもしれない。
今夜開いた頁に短歌「あしなえの一生(ひとよ)疲れ老いし身は命の終わり早くと祈る」(伴井嘉子)があった。春兆氏は「身動きもままならぬ身を鞭打っての長い一生だったのだ。疲れもひとしおなのだ。」と断定的に解説している。これがいい。
頁をめくると「後二〇年生きて文子を見守ると云いたる兄の眼差しやさし」(長田文子)がある。ここには障害を持った人が時々出会う周囲の優しさがある。
多くの人に読んでほしい本である。

|

« 恵みの神様 礼拝の祈り | トップページ | 信仰の友を訪ねて »

「障害のある生活」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 恵みの神様 礼拝の祈り | トップページ | 信仰の友を訪ねて »