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2009年4月22日 (水)

初夏の光

電動車椅子で薫風のなか出かけてきた。屋敷の中の木々はどの家でも若芽が初夏の光を浴びて輝いていた。こぶしの花が白く反射し、つつじが赤い。
耕運機が畑の中に置き去りになっていたがその土は水気をたっぷりと保って黒々としている。
二三の家のテラスには子供用の小さな鯉幟がその体を横にして風を受けていた。
古い土蔵が半分壊れかけている前を、油絵にしたら面白そうだと眺めながら通り抜け隣保館の入り口のポストに定額給付金関係の手紙を落とし、反転して建築間もない家がそれぞれに個性を競っている間を走ってカインズホームに向かった。
国道脇の舗道を進むと途中小さい川をまたぐ。昔遊んだ川なのだが、今は側溝がコンクリートで固められ子どもの遊ぶところではなくなっている。手入れされない岸辺には菜の花がまだレモンイエローに咲き、水が光って流れていた。この川で浴びたのではないだろうがフェンスの上に一羽の鴉が濡れ羽色の体を、無表情に走るトラック群を見やるでもなくつくろっていた。
カインズホームのATMで車の改造費用を引き出し、昼食用に天丼とうどんのセットを買う。
外には相変わらず暖かな光が満ち、心地よい風が流れていた。

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