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2008年12月 5日 (金)

出来ないことが増えても・・・

教員になって初期の頃担任したTTさんからメールをいただいた。脳性まひの障害をもっている女性である。もうお孫さんもいる「おばあちゃん」だが、いたって元気で、妻の具合が悪いことを伝え聞いた時などは「頑張ってる人にもっと頑張れというのは惨いことかもしれませんが、奥さんだって痛いのに頑張っておられるのだから、先生も男でしょう。しっかりせねば・・・。まけたらだめよ。先生。泣き顔を見せないで、笑って、笑って。」と発破をかけてくれた。
しかし、障害を持っている人は突然体の痛みや力の衰えがやってくる。メールはそのことを伝えるものだった。
  
冗談じゃなく寒くなりました。お元気ですか?ストーブを背中に背負いたい気分です。
思いのほか身体がいう事を利いてくれなくて困ってます。ヘルパーに言ってみたら、私はまだ進み方が緩やかな方だと言われてますが。去年、時間をかけずに出来たことでも、今年何でこんなに時間がかかるの?そんな思いばかりを感じるこの頃です。
玄関で立とうとすると一度で立つことが難しくなり、ヘルパーの手を借りることとなり、外出もままなりません。
これから辛いことがもっと増えるでしょうね。もう~、頑張りたくないです。自然のまま、ありのままの自分を見つめて、認めて行くつもりです。
今まで出来なかったことをなるべく時間の許す限りしていきたいと思います。
  
私はこう返事を書いた。
寒くなりましたね。あまり家を出ない私ですが、たまに出るときには何を着て行ったらいいのか迷います。
体が言うことを聞いてくれない、この悩みは障害を持つ人は皆抱えているようです。わたしも一つ一つの動作が多くの時間を要するようになりました。それもこの一年の間に進んできたようです。
トイレに行ってズボンをあげるために立ち上がること一つをとっても大変です。前は洋式トイレがあれば外出しても苦労はありませんでしたが、今では手すりが用意されていないトイレでは立ち上がれません。
出来る範囲で生活していくより他にないですね。お互い、気持ちだけは強く持って、また時には開き直って一日一日を楽しくやっていきましょう。
風邪を引かないように注意して、新年に備えてください。ではまたね。

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