涙、再び
待降節に入ったのを機にクリスマスメッセージを書いた。これを先日70枚ほど葉書に印刷して送った。でもいつも賀状をいただいている人全員ではない。まだ妻の召天をご存じない方だけに送ったのだ。その意味では喪中葉書のような性格もあるかもしれない。
この葉書を読んで多くの知人がメールで、電話で、また手紙で妻の死を悼み、妻の生前を偲び、そして私を励ますために連絡を取ってきてくださっている。
ポストに取りに行けないのでお手紙を読むのは家族が帰ってくる夕方になるが、読むたびに新たな涙に濡れる。皆さんが偲ぶ妻の優しさ、誠実さゆえに、別れたことの喪失感がますます増し、一度乾いた頬がいやおうなしに濡れるのだ。
読み終わった手紙は、ほら、皆がこうして心配してくれているよ、惜しんでくださっているよといいながら花で飾られた妻の写真の前に供える。
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