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2008年7月14日 (月)

天に昇る香り

Photo妻は白い布に包まれて窓際にいる。木の小さな十字架と聖書がその前に置かれている。
コップの水はヒカちゃんが替える役割だ。百合、カスミソウ、カーネーションなどの生花は送られてくる度にしおれたものと入れ替えられ、これが三代目である。
脇の写真は娘の結婚式で撮った集合写真から私が取り出して印刷したものだ。働き者の妻にはふさわしくない写真だが親族の間では好評である。
壁の額は昨日付け加えた。妻の最初にして最後の短歌が入っている。いつだったか「時」という題で歌会始の作品募集があった折詠んだものである。
「身障の夫は退職ふるさとで二人静かに時を過ごせり」
忙しい妻にとって貴重な静かな時があったのだろう。
だがそれも続かず遂に天に召された。
誰もいなくなった昼のひと時娘に買ってきてもらったお香をたいて妻と同じ空間にわたしも身をおいている。

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