« 二つのこと | トップページ | 夕食介助 »

2008年6月 9日 (月)

心安く

昨日も妻は話をしなかった。目を開けてはいるが空を見詰めていた。声をかけるとうなづく。だがそれ以上のことを返してはくれない。手を取ってその肌を撫でてしばらくの時を過ごしてきた。
そうした中でふと両手を伸ばして屈伸をすることがある。何かことを始めるかのように。また、「早く、早く」とも言う。起き上がるような姿勢をとり「引っ張って」と言ったりもした。
4ヶ月にわたるベッド生活で精神的にも疲れているのだろう。いつも忙しく飛び回っていた彼女には何にもできないでこうしていることが耐えられないのかもしれない。
かけてあげる言葉もない。
 
夕べの祈り
天の父なる神様。こうして一日が守られて今終わろうとしています。感謝します。
子どもたちに支えられ、周囲の皆さんに守られ、看護師さんたちにお世話を受け、K子も一日が終わることでしょう。どうぞ今夜そばに泊まるTをお守りください。
毎日一緒に生活してきたK子が今は何もできずに痛みに苦しみ、狭いベッドで独り苦しんでいます。傍にいても何もしてやれません。どうぞあなたが抱きしめ、癒しの御手を差し伸べてください。たくさんの尊い思い出を刻んできたK子を近くあなたの御許に送ることは限りなく寂しく、悲しいことです。御心ならば共にいる日々を長らえさせてください。
そのために子どもたちの体が疲れ果てることのないようにしてください。小さなヒカちゃんがママから一人離れているとき、その寂しさを癒してください。
これから眠りにつきます。明日の日がK子の上に、全ての人の上に巡ってきますように。
十字架につき全ての人の苦しみを負われた主イエスのお名前を通してこの祈りを御前に捧げます。アーメン

|

« 二つのこと | トップページ | 夕食介助 »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 二つのこと | トップページ | 夕食介助 »