« 今日のお母ちゃん | トップページ | 負担をかける存在 »

2008年5月29日 (木)

未明のメール

今朝4時過ぎに枕下に置いてある携帯電話が鳴った。びっくりしてとびついた。ふとしたことから眠りから覚め、高等部の生徒と学習した宮沢賢治の「永訣の朝」を思い出している時だった。

「けふのうちにとほくへいつてしまふわたくしのいもうとよ」で始まるこの詩は賢治の最愛の妹トシとの別れの時を詠った詩だ。熱にあえぐトシに頼まれて「あめゆき」を取りに「まがったてっぽうだまのやうに」外に飛び出して行くさまは賢治の切羽詰った妹への愛を如実に表している。

この2、3日妻は眠る時が多くなっている。痛みに苦しみながらも遠慮がちに痛み止めを求め、耐えている。そして話をすることもなく眠る。そんな妻を思っているときの電話の音は私を驚愕させた。

だが、幸いその電話は付き添っている長男からのものではなかった。朝方まで働いている義兄からのメールだった。兄も朝になってみてもらえばいいと思って仕事の途中で打ったのだろう。

私はしばらくしてまた眠りについた。

|

« 今日のお母ちゃん | トップページ | 負担をかける存在 »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 今日のお母ちゃん | トップページ | 負担をかける存在 »