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2008年1月 5日 (土)

あいまいを嫌う心

ヒカちゃんと遊ぶためにオセロを買った。ヒカちゃんが欲しがったのではない。私が頼んで家内に買ってきてもらったのだ。
ヒカちゃんは一円玉をいっぱい溜めている。それを持ってきて「じーちゃん、オセロやる?」と言うのだからたまったものではない。表も裏も判別しにくい硬貨でオセロをやると目がしょぼしょぼしてくるのだ。
今度は石が大きいから摘みやすいし、もちろん表裏は一目瞭然である。ヒカちゃんやるよ、と盤を取り出そうしてダンボールのケースを見るとそこになかなかの名文句が印刷されていた。「白黒ハッキリさせたいあなた達へ贈るアツイ対戦ゲーム!」
うまいことを言うもんだと私は自分を名指しされたような気分になった。最近ラジオの落語やら文芸番組を楽しむことが少なくなり、反対にテレビでスポーツを見ることが多くなった。スポーツにはあいまいさがないし、短時間のうちに決着が着く。まさに「白黒ハッキリ」なのである。
政治も経済も、また教育の世界でもおかしなことばかり起こっている。いい加減なことがまかり通っている。こんな時代には人は耐える力がなくなって早く決着を着けたくなるのだろう。
オセロの宣伝もこうした心理をついてうまい文句を考えたものである。

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