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2008年1月22日 (火)

街の中の一人として

鮮やかな山茶花残し媼逝く
冬の陽や残されし犬庭に鳴く
前の家のおばあちゃんが亡くなった。87歳とのこと。町内の世話役がそろって門から出てきたので、尋ねるとこの次第。明日、通夜があるそうなのでその席に伺おうと思う。

田舎では不幸があると隣組がその後の段取りをつけるのが慣わしだ。また、祭りのときには神社の総代に当たっている者は準備や運営に関わらなくてはならない。

他に例えば道端に敷設してある側溝の掃除や小学校の子供たちの登下校の誘導の仕事も定年を迎えた町の大人が世話を買って出ている。

そんな田舎の環境の中で私は何もせずにいる。新参者だから地元の人がほっておいてくれることもあるが、それよりも私が障害を持っていて皆さんのような仕事ができないことの方が大きな理由だろう。

職場では対等な責任が与えられ、それが当然だったのだが、田舎では多くの役の免除の恩恵に与っているのだ。障害を持つ人はそっとしておいてあげようという旧来の慣習があるのかもしれないが、私はそれに甘んじているのだ。蛇足ながら、必ず引き受けるべき役は息子や妻が受けていることを付け加えておこう。

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