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2007年12月17日 (月)

今月の俳句

駒下駄のような拍子木火の用心

厠行き懐炉抱いてまた寝入る

寒雀ふくらむ同士集れり

前衛の文字作品や濡れ落葉

負けし孫トランプ遊び止めさせず
負けし子のトランプ遊びの恐さかな

出稼ぎの焼き芋屋さんにまた会いぬ
シクラメン落ちて部屋の静かかな
  
俳句の解説は野暮なこととは知りながら、少し書くことにする。
一句目。隣の町内会で夜の見回りをやっている。夕食時に一回だけなのだが拍子木を打って回ってくる。ところがその拍子木がなんとも間の抜けた打ち方なのだ。強弱があるわけでもなく、そろってもいない。駒下駄を引きずってでもいるようにだらだらと鳴らしながら通り過ぎていく。
夜中トイレに起きると蒲団が冷えてしまう。体も温まらないこともある。そんなとき風邪をひいてはことだから廊下においてある使い捨て懐炉を破って抱いてまた寝る。
最終句。おしゃべり好きの妻が聞いたところによると焼き芋屋さんは東北出身だそうだ。先日からまた家の周辺に顔を見せるようになった。

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