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2007年11月28日 (水)

たくちゃんとお母さん

中学一年生200人に標題で語ってきた。事前に聞く評価は好ましいとはいえない学校だったが生徒は50分の間静かに耳を傾けてくれた。
たくちゃんは筋萎縮症の病気を持っていたが、サッカーを生きがいとして毎日を懸命に生きた生徒だった。病気の性質上多くの人の世話を受けつつ日々をまじめに歩んだのだった。
その世話をする人には友達もいたし学校の先生もいた。中でもお母さんの世話は大きかった。
そう紹介をしてから、私は世話をすることによって世話をする人自身がよりその人らしく大きくなっていくんだよ、と生徒に語った。また、世話を受ける人がいることが世話をする人される人の関係を作りだすのだとも言った。
お母さんがたくちゃんが亡くなったときたくちゃんに「ありがとう」とお礼の言葉を言ったのもお母さんはたくちゃんにたくさんのものをいただいたからだと思うからだ。
皆も困っている人を支えてほしい、そうすれば自分が豊かな自分になる、それはまた自分自身の悩みや苦しみを引き受けて生活することによって自分を自分らしくすることにもつながる、そう語りかけて話を終えた。

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