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2007年10月21日 (日)

「じじのつぶやき」

「じじのつぶやき」。これは教会の友、Tさんが作った私家本の書名である。二人のお孫さんにご自分の大切な思いを伝える文体で日々の出来事を書き綴った冊子である。
Tさんは定時制高校から大学の2部に進学し、教員となり、数年前に地元の中学校の校長を退職し、しばらく県の教育関係の仕事をした後引退した。高等学校に入る前は「丁稚」の経験もあるし、大学時代にも苦労している。
しかしTさんは決して悲痛にならず、いつも笑顔で過ごしてきたらしい。校長時代にも生徒の死、暴力事件などに遭遇するが、先生方には笑顔を忘れないで、と常に言い続けてきた。
ご自身が生徒から「それでも教師か!」と罵声を浴びると「うるせい。おれは清だ」と笑いながら返したという。
そんな話をお孫さんにやさしく語っている調子でこの本は書き連ねられている。そして最後にはお孫さんの時代がよい社会でありますようにとの願いで締めくくられるのである。
普段は教会でこんな話を聞くこともないのだが、本のお陰でT兄の人柄に接することができて身近に「人」が一人増えた思いがする。

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