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2007年1月20日 (土)

独りの友

川越市にあるホームに入所している友から年賀状を昨日いただいた。数行の手紙で、決まった挨拶文だけのものだった。しかし、わたしにはそれだけで彼女の今の生活ぶりがうかがえた。
教会で長く会計役員として働いた人だ。何事にも几帳面で、一時会報の編集をしていたこともあったがガリ版の字は数頁にわたって同じ筆致で書かれたのだった。
お年を召し、同居の姉妹方も体が不自由になって、この友はホームの入所を決意した。一度お訪ねしたことがあったが、ベッドのある一部屋に住まいする友は以前より会話の速度も遅くなっていた。東京ならば教会の人たちももう少し頻繁に訪ねることもできようが、それができない環境では無理からぬことであろうとお察しした。
今、葉書でお返事を書いた。裏面には先日書いた「お手前」を葉書に収まりきる量に書き直して印刷した。そして表にこう書いた。「あけましておめでとうございます。お葉書うれしく拝見しました。わたしたちは元気に新年を迎えました。ご無沙汰ばかりでごめんなさい。これから時々わたしの生活をお知らせします。今日はその第一号です。お楽しみに。」
訪ねる人の少ないところに住まう人は懐かしい友の生活ぶりに接するのがなによりの楽しみだ、わたしはそう思うので、自分のできることをして独りの友を励ましていきたいのである。

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