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2006年11月30日 (木)

数字化される怖さ

今朝も中学生の自死の知らせがニュースに載った。やりきれない思いである。
誕生し、家族に迎えられ、友達ができ、病気をして親に世話をされ、新しい経験を次々と重ね、体が大きくなり、電車に乗っても一人前の座席をどんと占めるようになった少年、少女。その確かな存在の一人がある時を境に見えなくなってしまう。
ニュースを見聞する度に心配になるのは、その人だけの固有の生き方をしてきた一人一人が何人目という数に置き換えられたり、そこに起きた出来事は書き切れない内実を持っていたはずなのに「中学生の自殺」とか「いじめ」という言葉に単純化され人々の心に蔓延していくことだ。
単純化され一般化された情報は新しい世界を作る力を持たないだろうしそれゆえ情報に接した人を作り変えることもしないのではなかろうか。

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