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2006年11月 2日 (木)

友の俳句

 月末に着くはずの俳句雑誌が今日になって届いた。俳句の世界は序列があって、まず主宰の作品が冒頭に載せられる。そして幹部同人、同人と続く。
 わたしのような一般会員はその後に毎月4句載せてもらえる。この類の仲間の句がニ段組で30ページも続くのだからとても目を通す気力も湧かない。
 ただ、この会には友人S氏がいるのでこの友の句を見るのが唯一の楽しみである。今月号に載った友の句はこうだ。
  
 雨止んで蝉が鳴き出す並木かな
 霧の中孫かたくなるロープウエイ
 朝顔や窓をかざりて屋根に伸び
 初めての駅に下り立ち盆参り
  
 どの句にもS氏の生活がよく出ている。
 散歩の好きな友は雨上がり並木の下を歩き、ふと蝉の声に触れたのだろう。長く続く道と緑の葉が目に浮かぶ。お孫さんをいつもお世話しているから一緒にロープウエイにも乗る。優しい氏だから親のような感覚でお孫さんのちょっとした変化にも気づくのだ。三句目、窓をかざりて、がなんとも美しい。彼は人を大切にする。初めてのところにも降りて盆のお参りをしたS氏の律儀さ。
 ちなみにわたしの句は下記の4句。
  
 補装具を外して夜の涼みかな
 氷菓子妻が半分持ち来る
 穴掘って犬の寝ている暑さかな
 油照り休診の文字恨めしく
  
 S氏に比べて生活範囲が狭いなー。

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