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2006年7月21日 (金)

転ぶ

 左わき腹が痛い。昨日病院の入り口で転んだせいだ。
   
 車を降りてバッグをしょって歩き出した。バッグの中には合羽と帽子が入っている。傘がさせないから降ってきたらこれで対処しようとしていた。しばらく緊張した足取りで進んでもうじき玄関というところで左の杖が地面にひっかかった。体が倒れていく。地面に倒れこむまでの時間が空白になる。周囲の音も消えた。
 駐車場管理のおじさんがとんできた。一瞬、立ち上がれるだろうかという心配が頭をよぎる。おじさんの申し出を断って、自分流の立ちかたをしてみることにする。「途中でズボンを持ち、上に引っ張ってくれますか」と言って、足と杖を、コンクリートのザラザラした感触に気づきながら手で動かし、立つ動作に入った。バッグが勝手に背中から腹のほうにまわってじゃまをする。
 重い体が少しずつ上に起きていった。大丈夫だった。おじさんが落ちた車のキーをポケットに差し込んでくれた。
 立ってから周囲の視線が気になった。見ている人はあまりいなかったようだ。玄関で一回りした路線バスの運転手が「大丈夫ですか」と声を掛けてくれた。
 
 家に着いてわき腹の痛みに気づき湿布を貼ったのだが、まだ治っていない。

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