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2006年6月10日 (土)

選ばれない子

 今日もHちゃんのことから。

 夕方担任の先生から電話があった。Hちゃんが硬筆書写大会のクラス代表の一人に選ばれたという連絡だった。土、日にもっと練習して月曜日に学校でお清書を書くときのために準備してくださいと先生は付け加えたという。

 Hちゃんは大喜びである。

 4年生のお姉ちゃんがテニス練習から帰って来て、このことを聞いた。お姉ちゃんは今年も代表には選ばれなかったようだ。そしてこう言った。「一度は選ばれたかったなぁ。」

 確かにお姉ちゃんよりもHちゃんのほうが字が伸び伸びしている。勢いもある。お姉ちゃんは長女らしくどこか気が弱く、几帳面で固いのである。

 それはともかくとして、わたしは選ばれなかったおねえちゃんのことが気になった。他にもクラスには毎年、今年はもしかして、と期待しながら選から漏れる子どもがいただろう。

 わたしは中学校時代を思い出すと、写生大会、珠算大会、読書感想文コンクールなどでいつも学校代表に選ばれていたから、こうして漏れてしまう友のこころなど気がつかなかった。

 教師として35年務めたが、わたしの学校では代表を送り出す行事はあまりなかったからこんな思いの子どもを作り出してはいなかっただろうと多少は安心もする。しかし、日々の授業の中では同じような場面があったであろう。子どもたちはそこからどう切り替えしてまた学習に立ち向かったのか。お姉ちゃんのことばに接しこのことが気になっている。

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