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2006年1月22日 (日)

中風の男と四人の人

礼拝の司会の日だった。「イエスによる癒しと信仰」という題でマルコによる福音書2章一節からの中風の男の癒しの記事を用いて飯野牧師は豊かな説教をしてくださった。
中風の男を四人の人がイエスの前に連れてくると群衆がいっぱいで近づけない。そこで四人は屋根をはがして男をイエスの前につり降ろしたのだ。するとイエスは四人の信仰を見て、中風の男を癒したという話である。わたしは「福音と世界」2月号にこの記事を持ちて論文を書いたので興味を持って説教を聴いた
先生は信仰とは神様への信頼だとまずおっしゃった。個人の所有(否所有性)ではなく、神様から頂くものなのである。そして単独で獲得するものでなくて、関係性の中にあると言われた(共同性)。人と人の関係の中にあるというのだ。
また、群集が先に着いて、四人は男を連れていたから遅れることになってしまったが、ここに神の国の不思議があるという。人間の社会では否定されることが肯定される不思議である。後のものが先になり、先のものが後になる。
さらに癒しの意味についても教えてくださった。もともとは癒しとは手を当てる、奉仕する、苦しみを共にするということだという。
このように理解すると四人は所有する信仰を認められたのではなくて、その行為、関係性、共同性を肯定されたことになる。
多くの示唆に富むよい説教だった。

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