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2006年1月 9日 (月)

妻、68歳

004  和子68歳の誕生日。感謝。

 和子は最近はよく失敗をする。数日前は、自分の腰の位置よりも低いところにある書類ケースに額を当てた。まだ痛みがあると言う。続く金曜日にはハルちゃんを前橋総合運動公園に迎えに行って夕暮れの階段で転んだ。

 食卓の醤油つぼをひっくり返すことは度々だ。今朝は玉子焼きを作るのに砂糖と塩を入れ間違えてしまった。

 こんな具合の日々だが、でも働くのは相変わらず人一倍である。買い物、戸締り、風呂や電気器具の管理、食事の用意、そのうえ、犬の世話まで一人でがんばっている。息子たちの生活にまで愚痴を言いつつあれこれ手を出して世話を焼いている。

 外の仕事には生協のことや教会の掃除がある。また、わたしの身の回りの世話、外出時の同伴、これも和子の仕事だ。

 もうそろそろ3年になる肺がんの手術、この予後も見守らねばならない。そのうえ、膝の痛み、夕方には背中の痛み、耳鳴りも加わってきているこのごろである。

 だが、彼女は弱音を吐かない。母親仕込みの強い根性で、あらゆることを仕切っているのだ。

 この人と一緒に生活していると、朝の食事の祈りで、一緒に新しい朝を迎えられたことをわたしはおのずと神に感謝せずにはおられなのである。

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